現地の日本人ママに聞いた! お子さんとの海外駐在 学校選びの決め手とは?

ドイツ赴任が決まり、多くの親御さんが頭を悩ませるのが、お子さんの学校選び。ドイツにいながら、しっかりと日本語教育が受けられる「日本人学校」か、多人種の中で国際感覚を養いながら、自然と英語を習得できる「インターナショナルスクール」か、はたまたドイツの環境にどっぷり浸かりながらドイツ語で学べる「現地の学校」にするのか—-。地域や学校によってそれぞれ違いはありますが(教育理念、行事、費用など)、一般的な学校の特色を、実際それぞれの学校に通わせるママさんたちの声も合わせてお届けします。

1. 日本人学校

文部科学省が認定した、日本語による初等・中等教育を行う全日制の学校。デュッセルドルフやフランクフルトなどドイツ各地に5校あります。学年は、小学校1年生から中学校3年生まで。授業はもちろん、運動会や修学旅行、縄跳び大会、餅つき大会、文化祭など行事も日本そのもの!ですが、ドイツ語の授業 や現地校との交流会があったり、中学生になるとホームステイなど国際色豊かなイベントが増える傾向にあるとか。◉学費:年間およそ5,000€前後

<現地のママに聞きました!>

Q1.日本人学校を選んだ理由は?

「息子が日本の高校に進学を希望しており、受験の情報が得やすく、受験の際の一時帰国にも融通が利くと考えたため(A子さん)」「前任地のアメリカで現地校に通っており、日本語教育に遅れを感じていたので(B美さん)」「日本語向上、日本の文化や習慣に触れるため(C江さん)」

Q2.通わせてよかった点は?

「日本語の読み書きが上達し、日本語の語彙も増えた(B美さん)」「同じ人種による安心感。日本人ならではの人間関係がわかる(C江さん)」「週2回部活があり、学年を越えた交流ができる点(A子さん)」

Q3.デメリットは?

「日本人以外との接点がほとんどない点。外国語習得のモチベーションが低くなり、子供もその生活で満足してしまう(A子さん)」「ドイツの言語や生活習慣、日本とは違った価値観を学ぶ機会がないため、海外在住の利点が活かせない(B美さん)」「ドイツ語の授業が簡単すぎる(C江さん)」

2. インターナショナルスクール

現地に住む外国人に対して教育を行う機関で、ドイツ各地に20校以上点在。イギリス系、アメリカ系、ドイツ語とのバイリンガル教育を行う学校などに分かれますが、授業は英語で行われます。多国籍の生徒が在籍しており、英語ができない生徒のための特別授業があったり、世界の多様性を楽しむイベントが催されたりと、英語がしっかり身につくほか、異文化交流により国際的な感覚も養えます。◉学費:年間およそ25,000€前後

<現地のママに聞きました!>

Q1.インターナショナルスクールを選んだ理由は?

「前駐在地で子供が英語を学んでいたので(M子さん、S美さん)」「子供に合ったスピードで興味のあるものを伸ばすカリキュラムや、自主性を育てる方針 に共感したため(H代さん)」「帰国後、もしくは他の国に横移動になった場合に備えて子供の英語力を強化したかった(T子さん)」

Q2.通わせてよかった点は?

「カリキュラムがしっかりしていてケアが手厚い。親へのフォローアップが万全(T子さん)」「小規模だけどアットホーム(S美さん)」「少人数生で高いレベルの授業を受けられる(M子さん)」「近くの森で自然に関する授業があったり、昼休みにバイオリンやチェロを習えたりと、個性豊かな”学び”がある点(R絵さん)」

Q3.デメリットは?

「学費が高い(T子さん)」「特にないが、日本と算数の進度が違うので、帰国してからが少し不安(R絵さん)」「今はドイツ語・英語が話せるようになったが、入学当初はまったく分からず、泣きの毎日。慣れてからは意味はわかるけど伝えられないというジレンマに陥った(H代さん)」

3. 現地校

ドイツの言語や文化、習慣を身に付けさせたいなら、やはり現地校。公立なら大学まで授業料が無料ですし、学区内に友達ができるので気軽に遊ばせることもできます。小学校(Grundschule)は4年生まで。その後、職業訓練を受ける生徒が進む「Hauptschule」、職業訓練とともに高等教育に関する授業も行われる「Realschule」、大学への入学資格”Abitur”がとれる「Gymnasium」、この3つの学校を包括した「Gesamtschule」、いずれかに進みます。また、シュタイナー教育やモンテッソーリ教育など様々な私立の学校もあります。◉学費:公立は無料(教材費など一部を除く)、私立は年間およそ6,000€前後

<現地のママに聞きました!>

Q1.現地校を選んだ理由は?

「期間限定の赴任だが、せっかくドイツに行くので、現地校でドイツの教育・雰囲気を丸ごと体験させたかった(Y実さん)」「永住を決めており、確かなドイツ語習得が不可欠だと考えたため(K子さん)」「個人に合わせて学年を下げて入学できるので、ドイツ語ゼロでも支障がないと感じたため(E奈さん)」
 

Q2.通わせてよかった点は?

「勉強としてのドイツ語だけでなく、日常会話も自然と身についた(E奈さん)」「ドイツ語ですでにアルファベットに触れているので、英語授業も抵抗がなく、すんなり頭に入ること(Y実さん)」「発言力が養われた。教師や別学年の生徒ともフランクに接することができるのもよかった(K子さん)」
 

Q3.デメリットは?

「学校の延長で、放っておくと家でもドイツ語になってしまう。目、耳、口で意識的に日本語を取り入れないと、日本語の文や発音がおかしくなる(K子さん)」「主張しないと意見がないと見なされ、成績にも響く(E奈さん)」「いわゆる入学式や卒業式がないので、親として少し寂しい(Y実さん)」

【番外編】補習授業校

インターナショナルスクールや現地校に通っている生徒に対して、土曜日や放課後、日本語教育を行う日本政府認定の教育施設。日本の教科書(無償配布)を用いて、国語や算数などの授業が行われ、本帰国した際でも、日本の学校に適応できる学力が身につきます。運動会や遠足、調理実習など日本ならではのイベントも! ベルリン、ミュンヘン、ハンブルグ、フランクフルトなど15校。◉学費:年間およそ1,500€前後
  ☆補習授業校に通う以外、日本語を補うプラスαとして、日本語を継承語として学び、日本の慣わしを体験できる教室や公文、個人塾に通ったり、日本の通信教育を行う•••といった学習方法があります。

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どこで、何を、どのように学ぶかは、お子さんによって様々ですが、楽しく充実した学校生活を送れることが、親御さんにとって、何よりの願いですね!

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