日本では普通に使うジェスチャーや日常行動など…
それをドイツで行うとNG!と言う事があります。
人前で行ってしまって恥をかく前に知っておきたいですよね…!
今回は、ドイツでのマナータブーについてご紹介します!
①手を挙げるときは全指先を伸ばしてはいけない
5本すべての指をピンと伸ばして手を挙げることは、ドイツでは完全なタブーです!
理由は、ヒトラーの演説時のジェスチャーと重なるからです。
ドイツ人は第二次世界大戦時にナチスが行ったことに対して、
巨大な自責の念を持っている傾向にあります。
その為、片手をピンと伸ばすことは当時を彷彿させるのでNG。
ドイツ人はその代わりに、下図のように人差し指だけ伸ばした形で
手を上げます。使用シーンとして語学学校で発言をしたい時、
タクシーを呼ぶ時、レストランで店員を呼ぶ時も、指先の形は意識しましょう。
②大声で店員を呼ぶ
日本では店員を呼ぶときに「すみませーん」と、
声を張り上げることが一般的ですが、ドイツでは非常識な行為になります。
方法は下記の3択です。
・目が合うの待つ
・手を挙げて店員が気づくのを待つ
・近くを通りかかったときに声をかけるか
どうしても急いでいるときは、店員のところまで直接歩いて行き、声をかけます。
しかし、姿すら見えないような位置にいる店員に対して
大声で呼ぶような行為は、悪い意味で周囲の注目を浴びてしまいますので避けましょう。
日本人は、日本の素晴らしい接客サービスに慣れていて、
ドイツのウェイターが『手際が悪い』『作業が遅い』と感じる経験をする事が多いです。
これは能力の差ではなく、意識や習慣の違いによる差です。
しかし、現実としてサービスが日本よりルーズなドイツでは、
注文も会計も『基本時間がかかるもの』と理解し余裕を持って計画しましょう。
③自転車道の歩行は歩かない
ドイツでは、中距離以上の移動でも当たり前のように自転車に乗ります。
自転車で通勤する人の数も日本より圧倒的に多いです。
ドイツでよく乗られる自転車は、日本の一般的な軽快車(ママチャリ)より
圧倒的にスピードが出る為、自転車道の整備が進んでいます。
▼自転車道は、2パターンあります。
①歩道とは別に車道内に用意されている場合
②歩道内に用意されている場合
②の場合は、日本と同じ感覚で歩道と思い込みうっかり自転車道を歩いていると、
事故に繋がりかねません!衝突までしなくても、
自転車走行者に睨まれたり注意されるような出来事も頻発しますので、
自転車道の歩道はドイツでは歩かないでください。
④チップを払わない
ドイツでは一般的にレストランやカフェで食事をしたら、
代金の10%をチップとして支払うのが暗黙の了解として存在します。
このチップは、店員のサービスに対してです。
日本人の感覚だと、レシート上の総額はサービス込みの価格ですが、
ドイツではどちらかと言うとレシート上の代金は料理やドリンクに対しての料金で、
チップは店員が厨房からテーブルへ持ってくるサービスに対してという認識です。
要するに、よほど悪いサービスでない限りチップは出すべきということになります。
よくある解釈の違いは、
不正解:普通以上のサービスをしたらからチップをあげる。
正解1:普通のサービスをしてくれたからチップをあげる。
正解2:最悪のサービスではなかったからチップを少しあげる。
正解1と2の基準でチップを出すようにすれば、
自分がタブー違反の客になる心配はありません。